SPRING SUMMER 2027
SHOW
Figure of Ma —間のかたち—
人が布をまとうとき
そこに間が生まれる。
その目に見えないかたちが、身体と出会うことで、動き出す。
たっぷりと空気を含み、深く呼吸し始めるように。
歩くとゆらゆらと揺れ、踊ると生き生きと弾む。
刻々と変わり続けるフォルムがもたらす
思いもかけない表情の豊かさ、美しさに
身と心を委ねてみる。
ISSEY MIYAKEは10月2日(金)、パリにあるフランス柔道連盟本部柔道場(Dojo de Paris)にて、2027年春夏コレクション「Figure of Ma —間のかたち—」を発表しました。
今回のコレクションは、一枚の大きい布と戯れるところから始まりました。それは、身体と布の関係性の根源を尋ねるように、ただ布と触れ合いながら、「衣服」という概念にすらとらわれない、もっとも原初的な「間(ま)」を体験すること。そのプロセスにおいて「間」がもたらす豊かさを見出だし、その名状しがたい心躍る感覚が、身体へと純粋に伝わっていく、その実感こそを服づくりの拠り所にしています。
その感覚をかたちにしていく中で、ピアニストの中野公揮氏を迎え、「豊かさ」を巡って作曲と服づくりが呼応し合う対話を重ねました。聴覚と視覚を結び付ける交流は、音楽と衣服の互いの創作意欲を触発し、これまでにない密接な表現へ結実しています。こうして象(かたど)られたコレクションは、浮遊するように軽やかで、包み込むように朗らか。着る人の動きにつれて変わり続ける、「間のかたち」を体現しています。